7/10は納豆の日ですね。
納豆のように糸をひくような粘り強さが求められるのが体外的な交渉でございます。
本日、院長はお昼休みにに市民病院の医療連携室に行って参りました。
ところで皆さんは「周術期」という言葉をご存じですか?
周術期とは入院、麻酔、手術、回復といった、患者の術中だけでなく前後の期間を含めた一連の期間の事を言います。
その周術期管理に歯科が関わることにより術後の合併症が少なくなったり、
入院期間が短くなることが分かっております。
なぜなら「感染の経路は手術野以外では呼吸器・消化器経由である」ことが多いからです。
呼吸器・消化器の入り口がまさに「口腔」ですね。
術前に口腔ケアを徹底的に行うことにより
術後のケアや患者の肉体的・精神的負担は軽減され
更に国の財政も軽くなる、
という一石三丁以上の効果があり、
現在、厚労省や都などが一生懸命働きかけを行っているところでございます。
しかしながら、病院側は「笛吹けど踊らず」状態で、
今回、歯科医師会側から働きかけるように云われている、というのが今日のお昼の懇談です。
大病院の組織を考えるとルールが変わったから「今日から」というような大胆な思考と行動の転換は
われわれ開業医以上に出来ないのは理解できます。
しかしながら現時点で歯科医師会が医療連携を結んでいる他の病院と比べて、
我が市民病院のレスポンスはちょっと遅いかな~って感じですかね。
いずれにしても、やっと動き出した良い連携制度ですから
市民の健康を維持するための努力を
市民病院とともに行っていかないといけませんね。